人気ブログランキング | 話題のタグを見る

掟ポルシェの赤黒い日記帳


掟ポルシェのblogです
by okite_porsche

Bill Steer インタビュー(『TV Bros.』2012.8.1発売号より)

Bill Steer インタビュー(『TV Bros.』2012.8.1発売号より)_b0016270_0163435.jpg


というわけで、CARCASS新譜レコーディング記念として、今年の6月に俺がBill Steerにインタビューした原稿を、特別に許可をいただいて再録!!!『TV Bros.』、太っ腹~!酒池肉林!ちゃんちゃこりんちゃんちゃこりん!うぉっぷうぉっぷ!!!!現段階での補足も加えて、どうぞ!!!!

************************

BILL STEER インタビュー

Bill Steer(CARCASS、ANGEL WITCH、Gentlemans Pistols)×掟ポルシェ

※ANGEL WITCH@渋谷O-East 2012.6.29 リハーサル前の楽屋で収録。



掟ポルシェ (直立不動で宣言)世界一好きなバンドはCARCASS! 世界一好きなギタリストはビル・スティアーさん! 自分のiPodにはCARCASSの曲しか入ってない! という、かなり気持ちの悪いファンですが、あ、あの、あんまり気持ち悪くならないよう死ぬほど心がけますのでよろしくお願いします!

ビル・スティアー ザッツグレート!

 ビルさんは自身のバンドだったFIREBIRDを解散して、現在ANGEL WITCHとGENTLEMANS PISTOLSという2つのバンドを掛け持ちしてるわけですよね。

ビル GENTLEMANS PISTOLSでは新作にもライブにも参加している正式メンバーだね。ANGEL WITCHでの僕は“ライブ用”の2ndギタリストだよ

 そうなんですか!? ANGEL WITCHの新作『アズ・アバヴ・ソー・ビロウ』のレコーディングには、指の神経障害によって思うようにギターが弾けなかったから参加しなかったんですよね?

ビル 指の怪我は本当だけど、レコーディングの途中で指はもう回復に向かっていたし、それがアルバムに参加しなかった理由ではないんだ。アルバムで弾かなかったのは、ANGEL WITCHのアルバムにケヴィン(・ヘイボーン)以外のギタリストが入って弾くことに対して違和感があったからで。彼らは昔からギター、ベース、ドラムの3人編成でレコーディングをしてきたでしょ? ライブではいいんだけど、アルバムにほかのギタリストのプレイが入るのは違うんじゃないかと思うし、僕がそこで弾くことによって昔からのファンをムカつかせるんじゃないかっていう気がしたんだ。

 ムカつくだなんてとんでもないですよ! でもあなたの配慮は非常に理解できます。

ビル そう言ってくれてうれしいよ。

(※『YOUNG GUITAR』誌2012年9月号の今回の来日インタビューでは、『アズ・アバヴ・ソー・ビロウ』でのビルの不参加の件について、ケヴィン「本当は弾いているのに、クレジットされてないだけかもよ。実際曲のエンディングなんかで弾いているんだよな?」ビル「まぁね、ちょっとしたパートで俺のプレイを聴くことが出来るかもしれない」というやりとりがある。それで確認してみたところ、“The Horla”6:18辺りからのギターソロはどう聴いてもビルのフレーズだ。他のケヴィンが弾いているソロと比較するとよくわかる。軽くダマされた!)

 今回ANGEL WITCHに加入することになったのはかつてNAPALM DEATHで活動一緒にしていたリー・ドリアンさんの薦めによるものだと聞きました。FIREBIRDもそうですけども、今回のアルバムもリーのレーベル「RISE ABOVE」からのリリースですよね?

ビル そうですね。87年から89年くらいだけれども僕らはNAPALM DEATHで一緒に活動していて、そこから始まった友情関係で。で、FIREBIRDの最初の2枚のリリースは日本でしか契約がなくて。日本では出たんだけど他でどうしようっていう時にリー・ドリアンが1年後にリリース契約してくれて。僕の記憶が正しければ、ANGEL WITCHはケヴィンがライブ用のメンバーを探し始めて、リーに誰かいないかなって相談したことで、僕に声がかかってきたという。ウィル・パーマーがベースにまわり、その前にギターを弾いていたクリスがサウンドエンジニアの仕事でツアーしたりで忙しくてバンドの活動ができなくなってたりの事情があったんだよ。

 ビルさんが最初に日本に来たのは当時まだ10代だった1989年、NAPALM DEATHのツアーでしたよね。初めて日本に来たときのことを覚えてますか?

ビル クレイジー・エクスペリエンスだったね! 昔から日本に行ってみたかったし、全員初めての日本だったから大興奮だったよ。日本のお客さんは1977年くらいのオリジナルパンクスみたいな人ばかりで。髪の毛をツンツン立てて、ケンカするわツバ吐くわみたいな、そういうのが面白かったな。地元の客層はもうちょっとメタル層が混ざってたけど、日本では長髪にメタルTシャツっていう人は数えるほどしかいなかった。ホテルも何カ所か泊まったけど、主には知り合いの家を訪ねてそこでそのまま寝泊まりして……なんていうツアーだったのを覚えている。その後も何度か日本に来ているけど、あの経験だけはずーっと忘れられないよ。

 NAPALM DEATHをパンクスが観に来ていたのは、日本を代表するハードコアパンクバンドが共演だったことも大きいですね。それに日本のパンクスは、リー・ドリアン(当時NAPALM DEATHのボーカリスト)さんのズボンの膝にCONFUSEやGAIといった日本のパンクバンドの名前が殴り書きされていたことに非常に共感を覚えてましたよ。

ビル 僕もそうだけど、特にほかの3人のメンバーが日本のハードコアの大ファンだったので、今名前が挙がったようなバンドのほかにも、確かツアーのときに共演もしてると思うけどDEATH SIDEとかGAUZEとか、そのへんはバンドの中ですごく人気があったね。

(※当時来日公演の告知を確認したのが『DOLL』、『FOOL’S MATE』だったことからも推察できるように、当時NAPALM DEATHのようなバンドはメタルマガジン『BURRN!』誌で取り上げるようなものではなく、グラインドコアが特に我が国においてメタルファンが好んで聴くものでなかったことも、メタル客がいなかったことの原因だろう。それにダブルデッカーなどのロックファッション専門店では80年代末にあいかわらず初期パンク路線が一推しだったことも、その要因としてあるように思う)

 その来日の時に、私の友人がミック・ハリスさんとゲームセンターでボクシングゲームをやったそうですが、彼のコントローラーを操作する指の速さが、まるでブラストビートを叩くかのようにものすごく速かった為、一瞬にして負けたそうです(笑)。

ビル ミックはハイパーな奴だからね(笑)。

 その後ミックさんはドラムを演奏することから一時遠ざかって、ドラムンベースやテクノをやりだして、音楽性を著しく変えましたよね。

ビル 僕らそれぞれその後に進んだ道は音楽的に違ってきたわけだけど、ミックの場合は一番極端だったよね。ドラムを辞めちゃった時期があったのはすごい残念だったけど、また最近ドラムもやってるみたいだから期待できると思うよ。

掟 そのNAPALM DEATHがグラインドコアというジャンルそのものを確立し、CARCASSではデスメタルやゴアグラインドといった後のミュージシャンに引き継がれるような要素を作り上げてきました。それはあなたの超人的でエクストリームなプレイがあったからこそだと思います。ジャンルのオリジネーターとして過去の作品が未だにリスペクトを受け続けることをどう思いますか?

ビル やっぱり夢のようだよね。誰も当時のレコードがそこまで時の流れに耐えうるものになろうとは思ってもいなかったので。本当にどのレコードも割と短期間で作ったものだったし、その時に正しいと思ったことをやっただけ。そんなレコードが2年、おろか10年なんて期間で愛され続けて、行く先々であの作品が好きだとかインスピレーションを受けたとかっていう声を聞くのは本当にすごいことだなと思ってますよ。

 はい、未だに毎日耳から血が出るほどの大音量で聴いています! CARCASSでのあなたのギタープレイ、特にギターソロは、不協和音を要所要所で入れ込み、4分の4拍子というロックミュージックの基礎から逸脱した変拍子のフレーズが非常に素晴らしいと思いますが、何故そういう変拍子的なフレーズになったんでしょうか?

ビル 僕らも手探り状態だったので、やりながら色んな事を発見していくっていう状態だった。誰もものすごく音楽に詳しいわけでもないし、ものすごく経験値が高いわけでもないし……特にリード、ソロを弾くっていうことに関しては、僕だけじゃなくて多分マイケル(・アモット)にとっても新しいことだったと思う。とりあえずなんでもやってみようという試行錯誤の繰り返しだったんだよ、あのバンドは。そういう意味ではものすごく自由だったよね。あのジャンルに関してはまだルールブックが書かれていない状態、まだ始まったばかりだったから、何をやっても許される状況だった。そんな時代に僕らみたいな若い連中が音楽をやれてたのは、ものすごくラッキーなことだったなって思う。その結果がああいう、当時新しいとされた音楽の誕生だったわけだから。ああいうことっていうのはそうそうあるものじゃない。時代やそのタイミングの巡り合わせだったと思うよね。

掟 3rdアルバム「屍体愛好癖」を作っているときは特にKING DIAMONDなどを曲作りの参考として聴かれていたと聞きます。その他に影響を受け、参考にしたバンドやミュージシャンなどたくさんいると思いますが、いくつか教えてください。

ビル とても幅広いんだよね……あのアルバムは本当に色んなものから影響を受けている。NAPALM DEATHの創成期から聴いていたようなREPULSIONとかDEATHとかMASTERとかいったアーリー・デスメタルバンドの影響はまだ残っていたと思うけど、そこからまあちょっと前に進みたいなっていうところで、KING DIAMONDやMERCYFUL FATEあたりを聴くようになったんだ。あと、一方ではニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル(NWOBHM)の影響も入っていて、TYGERS OF PAN TANGとかPERSIAN RISKとか。だけど、そういうのの他に、敢えてなんかこうちょっと複雑なことをやってやれって時期でもあった。あの時期になるともうデスメタルバンドもヨーロッパに数多く出てきてしまって、似たようなことをやってる連中の中に埋もれてしまう危機感を僕らは感じていて。他との差別化みたいな所でなんか敢えてちょっと難しいことを、っていうことでもありましたね。

掟 現在ビルさんは本国でNWOBHMオンリーのDJイベントを主催してますよね。子供の頃はメタルキッズだったんでしょうか?

ビル 最初にお金を出して買ったのはMOTORHEADの「ザ・ゴールデン・イヤーズ」ですね。で、それからまあ本当人並みに、普通にDEEP PURPLE、AC/DC、LED ZEPPELIN、RAVEN、SAXONなんかも聴いて。そこからちょっと遡ってリアルタイムで聴けなかったBLACK SABBATH、僕の世代に流行っていたDIAMOND HEADみたいなのも聴いてましたよ。とにかくなんでも楽しくて、あの時期はなんかこう宗教のように、音楽は自分の生活の一番大事なものだっていう位聴いてたよね。

 ギターは、再結成CARCASSではレスポールカスタムを使用してましたよね。例えばですが、同じ白いカスタムを使っていたランディ・ローズの影響って何かありますか?

ビル もちろんランディのプレイ、特にオジー・オズボーンの最初の2枚のアルバムでのプレイは大好きだった。あの白いレスポールカスタムを見ると、やっぱりみんなランディ・ローズって思うようだけど、そりゃそうだよね(笑)。レスポールは全般に好きで、GENTLEMANS PISTOLSとFIREBIRDではジュニアを使ってる。全くカスタムとは別物なんだよね。ANGEL WITCHみたいな音になるとちょっと合わないかな。今夜のANGEL WITCHでは77年のカスタムを使います。

 ビルさんのレスポールはかなり弦高を高くあげていますよね。CARCASSのような音楽をあの弦高調整で弾いているというのは、もう本当にキチガイ沙汰としか言えないと思います。

ビル そうだね。標準よりは高めかもね。ていうか、最近のバンドはみんな低いんだよね、逆に弦高が。僕としては弾いた時に、特にチョーキングした時なんかに押さえてるっていう実感があった方がいい。FIREBIRDなんかでも特にそうやってたんだけれども、ちょっとその反動が出ちゃったのかなっていうのが、さっき話した指の怪我の問題だったかもしれないんだ。ああいうことがレッスンとなって、よりうまく弾けるようになれるっていう考え方も自分の中にあったんだけれどね。

 もうIbanezのギターは使わないんですか?

ビル 絶対ないとは言わないほうがいいよね。でも音の良さって感覚でいうとやっぱりレスポールだなあと思うんだよね。子供の頃最初に買ったエレクトリックギターがレスポールのコピーだったこともあって。なんかちょっと戻ってきたなっていう、一巡したなという感覚もあるし。レスポールのプレイヤーに好きな人が多いっていうのもあるしね。だってCARCASSの始めの頃は、チューニングを2度下げてセッティングするということ自体が新しかったので、その辺のギターの調整がうまく出来る知り合いもいなくて。今はそれが得意な友だちがギターのセッティングをやってくれてるから全く問題ないんだけれども。当時はちょっとその辺ですごく苦労したっていうこともあって、レスポールだと。で、Ibanezがダウンチューニングするのに適したギターを作ってくれたっていうのもあってあのIbanezを弾き始めてたんだ。ネックが細いから僕らみたいな速弾きをするにはすごく向いてるっていうこともあったし。ただ、今はその速く弾く云々っていうことよりもそのギターのトーンの方が自分の中で重要視されてるので、それだとやっぱりレスポールの方がいいのかなあと思います。

 自分は頭がおかしいぐらいCARCASSの大ファンですので、来日した時には必ずビルさん前の最前列に立ってエフェクターを見ることにしています。気持ち悪くてすいません! 94年のCARCASS初来日の時はPROCOのRAT、08年の再来日の時はMAXONのTube Screamerだったと思うんですが……本日のセッティングも含め、使用機材など聞かせていただければ。

ビル 正直、覚えてないです。ごめんなさい(笑)。昔は本当にいろんなの試してきたからね。でも、確かにそれだったかも。ただRATに関しては1枚目、2枚目のアルバムでは使っていません。ベースには噛ませていたかもしれないけどギターでは使っていない。で、3枚目、4枚目の時使ってたのはマーシャルのガバナーだったかな。でもそれは本当にオーバードライブを微妙にかける程度。アンプの足りない部分のゲインを補うっていうくらいの使い方。で、CARCASSの再結成で来た時はチューブスクリーマーは間違いなく使っていた。でもそれはギターソロとか、一部分だけ音量を上げる為に使うっていう体だったかと。FIREBIRDではもうエフェクターは全然使わず、直にアンプにプラグイン。それだとちょっとヘヴィなバンドでは音が足りないということで、GENTLEMANS PISTOLSの時は多少咬ます程度でごくベーシックにやっている。で、ANGEL WITCHのセットはちょっと複雑になるけれども、MXRのDISTORTION +を、会場のアンプのパワーによっては、それを補う形で使ってます。アンプの力があればそれだけでいけるから、さっき言ったようにちょっと強調するときだけ使う。あとMXRのPHASE90とチューナーを置いてます。

(※今回のANGEL WITCH来日公演のセッティングに関しても現場で確認し、多少の補足を加えています。アンプがマーシャルでエフェクターがMXR系を好んで使う現在のセットですが、それに元々白かったニコチンイエローのレスポールカスタムってやはりランディ・ローズと似たセット。メタルマニアのビルにはベタすぎて今更ランディ・ローズ?ってことなんでしょうが。「僕は足元には何もおかない主義だ」とさえいっていたので、今後来日した時にはアンプの設定に関しても聞いてみたいと思っています)

 初期のCARCASSは、ボーカルにボイスチェンジエフェクターを使用してました。あれはピッチシフトが可能なDIGITECH WHAMMYですか?

ビル 当初の頃のボーカルエフェクトに関しては、もうとにかくあらゆることをやっていたので誰が具体的に何をやったってのは本当にわからなくなってるんだけれども。僕の声に関してはもう単純にそのまま、何もエフェクターを入れないで出来るだけ自分の低い声でシャウトするっていう形でやっていた。ジェフの声だけはオクターブ下げて聴かせるためにヤマハのSPX90を使ってました。まあとにかく最初の3枚のアルバムに関してはメチャメチャだったんで(笑)。やれることはすべてやったんで詳しくは覚えていません。

 CARCASSの再結成以前、ワインのアドバイザーの仕事をされていたと聞きました。お酒はワインがお好きなのでしょうか?

ビル ワインの倉庫みたいなところで、たまたまちょっと知識があるからお客さんに提案したりとかいうことをやっていただけで、別にそんなきちんとしたアドバイザーってわけじゃないんだよ。CARCASS解散から再結成までの間って、本当に数えきれないぐらいいろんな仕事をしていましたけども、全てに共通して言えるのは、給料が安かったってことぐらいかな(笑)。とにかく色んな事をやりましたよ。で、ワインよりはビールの方が好きです(笑)。夜もうちょっと強いの飲んでもいいような時はスコッチウィスキーを。スコッチが2番めに好きです。

 よくビールを飲まれるという割りには、全然ビールっ腹になってないのがさすがです!

ビル すごい飲んだ時は腹出ますけどね(笑)。

 現在、バンド以外のお仕事は?

ビル さすがにもう忙しいので音楽だけで。他の仕事と掛け持ちしてる時代が本当に長かったですよ。他の仕事に忙しくて音楽の方が思うように出来なかったりとか、難しいこともあるってよくわかってるので、こうやって音楽に専念できることをすごくありがたく思っています。

 あなたほどの天才は、音楽だけで生計を立てていて然るべきだと思います!!

ビル ありがとうございます。

 相当な愛犬家だとお聞きしました! 飼ってる犬の話を聞かせてください。

ビル 犬は好きなんですが、いま実は飼ってないんですよ。以前飼っていたのは、詳しい犬種名は知らないんだけど、南仏産のテリアで。前の彼女と一緒に飼っていたんだけども、そのあと引越しを挟んで飼えなくなってしまって、忙しくなって。で、うちの両親のところに貰われていったんですよ。

掟 あの、うちも犬を飼ってるんですよ。

ビル 何を?

 キャバリア、キングチャールズスパニエルです。

ビル おお、そりゃいい犬だね!(笑)。

 (顔の表情が和らいだビルを見て)愛犬家に悪い人はいないというが本当ですね! 最後になりますが、07年のCARCASS再結成で我々ファンは本当に夢の様な時間を味わわせていただきました。しかし、2010年以降ライブをしばらく行なっていませんが、やはりマイケルとダニエル(・アーランドソン)がARCH ENEMYの活動に忙しいことが原因なのでしょうか?

ビル 1番の理由はマイケルとダニエルが忙しいということですね。でもそれと同時に、やっぱり再結成でどこまで古い曲をやり続けられるかという問題もあると思う。なので、ARCH ENEMYの活動が忙しくなって、一旦ブレイクせざるを得なくなったのはいいタイミングだったとは思うんだ。で、あの、マジな話、来年そのCARCASSが動くという話があるんだけれども。

 うおおおおおお!!!! 遂にCARCASSの新曲が聴けるんですか!!

ビル まあまだこれから色々と手配しなきゃいけないことがあるんで、あんまり詳しいことは言えないけどね。可能性としてはフェスを何本かやるということと、もう1つの可能性としてマイケル抜きでやるってこともあると思う。やはり彼があまりにも多忙だということでね。少なくとも僕とジェフは残って、新しいドラマーを入れてやろうということになっています。

 マイケルさん抜きでも構いませんっていうのもおかしな話なんですが、私にとってはビルさんさえいればやっぱりCARCASSだと思います。あの、是非またCARCASSをやっていただいて、また来日コンサートをやっていただければと思います!

ビル ありがとう。一応、自分とジェフでCARCASSの新曲用に、既に結構な数の曲を書いているんだ。あくまで可能性を探るようなつもりでの曲作りではあったんだけれども、割と早い段階から昔のバイブスが残ってるなって思った。これは行けるなと。そう思い始めたら水道の栓を開けたかのようにどんどんアイディアが流れてきて、で、それらは全てちゃんとCARCASSの音になっていた。元々僕らは同じようなものを聴いて育った、同じ影響源を持ってる人間だからその辺がたやすくできるのかもしれないね。おかげでいい曲が出来てきている。3枚目、4枚目のアルバムあたりの、バンドの黄金時代の感じに近いものになってるなあと思うよ。出来ればみんなにもいい形で聴いてもらいたいなと思っています。

 はい!! ニューアルバムができることをいつまでもお待ちしてます!
by okite_porsche | 2012-12-05 00:25
<< 予定(キチキチシテル) CARCASS、17年ぶりの新... >>


掟ポルシェ

【プロフィール】

掟ポルシェ

(Okite Porsche)

1968年北海道生。1997年、男気啓蒙ニューウェイヴバンド『ロマンポルシェ。』のVo.&説教担当としてデビュー、これまで『盗んだバイクで天城越え』他、8枚のCDをリリース。音楽活動の他に男の曲がった価値観を力業で文章化したコラムも執筆し、雑誌連載も『TV Bros.』、『別冊少年チャンピオン』等多数。著書に『男の!ヤバすぎバイト列伝』(リットー・ミュージック刊)、『豪傑っぽいの好き』(ガイドワークス刊)、『出し逃げ』(おおかみ書房刊)、『説教番長 どなりつけハンター』(文芸春秋社刊)、『男道コーチ屋稼業』(マガジン5刊)等がある。その他、俳優、声優、DJ、アイドルイベント司会等、活動は多岐に渡る。




掟ポルシェへのお仕事のご依頼

------------------

ginrame@hotmail.com

------------------



============
掟ポルシェ 今後の予定
============


4/16(日)
『スナック掟ポルシェ』
@高円寺パンディット
(09025889905杉並区高円寺北3-8-12-2F)
12時半~16時
入場料¥1000(飲食代別2ドリンク以上注文制)
http://pundit.jp/events/5851/
<開催の諸注意>
https://porsche.exblog.jp
今回もフードは掟ポルシェの家カレーです
https://33man.jp/article/column43/011433.html

※スナック掟ポルシェ、次回は4月16日!

ーーーーーーーーーーーーー
4/23(日)

『LRDJFES.vol.8』
@川越クレアパーク
(埼玉県川越市脇田町10-5)

(雨天中止)
関東唯一の屋外ハロプロDJイベント
無銭で遊べるし出店もたくさんあるのでハロプロに興味が無くても誰でも気軽に遊びに来て下さい🙇‍♂️‼️
#LRDJFES

※埼玉県川越のハロプロDJパーティーに掟ポルシェ参加!
出番は15:30から!

ーーーーーーーーーーーーー
4/29(土)
大名古屋金色祭
~桃源郷~
■出演
ロマンポルシェ。
ベッド・イン
■会場
名古屋 池下CLUB UPSET
http://club-upset.com
■開場/開演
16:30/17:00
■前売
¥3,800
(入場時ドリンク代¥600別途要)
https://eplus.jp/sf/detail/3830620001-P0030001P021001?P1=0175
※ロマンポルシェ。のツーマンライブが名古屋で開催!対バンはベッド・イン!

ーーーーーーーーーーーーー
5/3(祝)
『都内某所でDJ』
※詳細後日
※多分ニューウェーブとかそういうののDJです

ーーーーーーーーーーーーー
5/28(日)
『森、道、市場2023』
@愛知県蒲郡 ラグーナビーチ(大塚海浜緑地)
(愛知県蒲郡市海陽町2-39)

ラグナシア
(愛知県蒲郡市海陽町2-3)

https://morimichiichiba.jp/

※愛知県蒲郡のロックフェス的なやつにDJ掟ポルシェ参加!
何故かこの場所に限って俺が出ると毎年雨振らせてしまうので今年こそ晴天を祈ります!
以前の記事
2023年 03月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 07月
2022年 04月
2021年 10月
2021年 07月
2021年 03月
2020年 06月
2020年 04月
2020年 03月
2019年 12月
2019年 10月
2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 01月
2018年 11月
2018年 09月
2018年 06月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 02月
2016年 12月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 10月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
その他のジャンル
掟ポルシェ twitter
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧